般若心経の中には
不生不滅ふしょうふめつ
不垢不浄ふくふじょう
不増不減ふぞうふげん
という言葉が並んでいます。
生きてもいないし死んでもいない。
けがれもしないし清めることもない。
得るものもないし失うものもない。
と書かれています。
地上で見て触れている私たちが現実だと思っているものは
「像」だと言われる所以です。
像とは何かを映している姿。
解説すると
①宇宙を生み出した大日如来から満遍なく(あまねく)光が放たれる。
②光が生きとし生けるもの一人一人の心に反射する(鏡になっている)。
③鏡を通して地上に現実となって現れる。
という構図になっていると言われています。
そしてここからが秘儀です。
①大日如来から放たれる光源のマントラ(願望のスタート)
②自身の心に反射する鏡のマントラ(曇りを消し綺麗に反射する)
③現実化のマントラ(願望の実現)
の三位一体のマントラが存在します。
どれか一つを選択して唱えるものではなく
3つ同時に行うからこそ願いにモヤがかからない形で綺麗に屈折し
結果、現実に像となって現れるわけですね。
さぁとても簡単なマントラなのです。
繰り返し繰り返し唱えることで現実は虚像であり
願ったことが叶うというのはどういうことか、過程がわかってくるのではないかと思います。
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